介護士の本音と日常

41歳が考えた事、感じた事を書くだけです。なにか発見があるかもしれない。

『僕の考える介護職の魅力』

介護職の魅力とは何だろうとおもった「そんなの人それぞれだし答えはないだろ」とおもうのだ、世間一般では「寄り添いたい」「笑顔にしたい」「支えていきたい」というような事を全面に押し出しているのである。確かにダイレクトに生活を支える生きるを支えるという面ではとても大切なマインドである。僕もそれを否定はしないし、むしろそうあるべきだと思っている。ただどうしても【いい人】的な印象が先行しすぎると、介護を受ける本人、家族にとってのイメージのダウンは避けられないんじゃないかと思うのだ。病院に行って「たったこれだけ?」と言って帰されたときにイメージダウンしてしまう事もあるのではないか、いやあるはずだ。これで薬がだされて「はい、おわり」ってそりゃないぜってなる。でも「こんなもんだよね」とわかっていて耐性があれば流せるのである。介護においてもイメージが先行しすぎることはあまり良くないのかなとおもうのだ、理想としてもっておきながらそれに向かって努力をしていくモノである。ホンワカしすぎて逆に怪しく思えてくることもあるので、人の印象とは物差しで測れないので不思議だ。イメージに負けないように努力をしていかなければいけないのである。僕が介護で見つけた魅力については人の生きた歴史、生物的な動作、仕組みについて学ぶことが出来るという点である。病気になる過程、どうやって生きてきたのか、どんな人生を歩んできたのか等を色々と知る事が出来るのだ。病気になるとこういう症状が出てしまうという実践的な事をダイレクトに目の当たりにするし、時には人の死というものにも向き合う事になる。心理的にどう感じるのか、認知症になると脳がどの様になってしまうのか。とにかく色々と学ぶことがあるのだ。「誰かを支える」を仕事にするにはそれなりに沢山の事を考えて学んでいくことが大切だし、自分自身の支えにもなるのだ。色々な事を学べるという意味でも魅力的な仕事なのだ。忙しいに追われて学ぶことを忘れないようにしたいものである。給与の面で云々という事も多々あるし、多忙と言われているのも事実である、ふざけるなよと心に思う事なんて数えだしたらきりがない。人員不足なり給与の問題は経営者、国を含めて早急に改善をしてもらいたい課題だなのでそちらにあずけるとする。介護士が本当の力を出せるようにしてほしいものだ。ただ、色々と学んだうえで真の意味で寄り添えるようになるのではないかと考えたりもしているのだ。奥の深い仕事である。