介護士の本音と日常

41歳が考えた事、感じた事を書くだけです。なにか発見があるかもしれない。

『介護の看取りの本質は?』

施設でご逝去される方をたくさんみてきました。

淡々とされているご家族、皆で泣いているご家族、面会に来ても冷静だっのにさいごは大泣きの息子さん。

色んな形のお看取りがあったように感じます。

 

看取りの本質ってなんだろうなって思いました。

私も父を亡くしています、病気のため病院で最期を迎えました。最期は緩和ケアっていうんですが治療なし、好きな様に過ごせるばしょではありました。

 

実家が遠方にあるので会いに行っていました、

もう少し大丈夫だろうと、父も少しは元気そうでした。ただ、私の中では最期が近いと予期はしていました。

最期に立ち会えないだろうと分かってはいましたが、一旦帰ると言う選択をしました。

最期に立ち会ったら心が張り裂けて、とっても耐えられないだろうなって思ったんです。

父には「ありがとう、色々と教えてくれて」と感謝の言葉を言えました。それだけで、今、私は後悔を残さずにいられています。

 

何と言いますか、それぞれの家族、本人が後悔しないような選択を出来れば良いんじゃないかと思っています。

 

施設での見取りだと、あれをした方がいい、こうしたらいいんじゃないかと、試行錯誤をしますが。

本人にとって、家族にとって後悔をしない選択なのかを考えてしまいます。

介護士、看護師のよかれと言うことが「余計なお世話」にならないようにはしたいなと肝には命じていたりします。