介護士の本音と日常

41歳が考えた事、感じた事を書くだけです。なにか発見があるかもしれない。

『ジブリ作品との出会、これから』

 スタジオジブリの作品との出会いはいつ頃だっただろうか。はっきりと覚えているのは小学校1,2年の頃にとなりのトトロを授業の時に見せてもらった事である。

何のために先生が見せてくれたのかは覚えていないがアニメを見るだけでいいという事だけがうれしかった。初回のテレビ放映が1989年4月28日なのでそれをVHSに録画したのを見せてくれていたのか、買ったものかは記憶はあいまいだが、授業時間なので何回かに分けて見せてもらっていた。

「なんだか子供っぽいな」とか「なんでさんぽの歌で周りはウキウキしてるんだろう」とおもっていて、何だか冷めた子供だったが、映像の迫力にはとても感動した。当時よく見ていたのだと、ドラえもんとかサザエさんとかでザ・アニメという感じで、より現実に近いものに感じていた。

 

 次は風の谷のナウシカである、これはテレビ放映でVHSの録画に失敗したという記憶があって覚えている。3倍録画ではなくノーマルで録画していたのテープが足りなくなってしまい、ラストまじかで尻切れ録画になってしまった。

ナウシカはどうしても物語が理解できず、再放映のたびに見るが中々理解が難しい作品である。とても子供では深い所まで理解できずかなり消化不良だった。

 

 のちに映画館やビデオで映像に触れることになる、「天空の城ラピュタ魔女の宅急便おもひでぽろぽろ紅の豚平成狸合戦ぽんぽこ耳をすませばOn Your Markもののけ姫、となりの山田君、海がきこえる千と千尋の神隠し猫の恩返しハウルの動く城崖の上のポニョゲド戦記借りぐらしのアリエッティコクリコ坂から風立ちぬかぐや姫の物語思い出のマーニー」最新作の「君たちはどう生きるか」はまだ見ていないし、他にも「レッドタートル」等あるがまだ触れてはいない。

(『ルパン三世カリオストロの城』は宮崎駿監督作品ではあるがジブリ作品には分類しない。制作会社での分類よりも監督作品として分類した方がいいような気がしている)

 

 作品の発表と共に成長し青春を過ごし、大人になってきたのでジブリと共に歩んできたのかもしれない。正直、子供にとっては2時間という時間は長いし途中で飽きてしまうだろう。ジブリだからと言ってすべてがトトロやぽんぽこ、ポニョのように子供でも楽しめる作品ではないし、中学生以上、高校生以上でないとわからないような表現も多いとおもう。今の僕でもさっぱり理解できない表現も沢山ある。

 

 友達から「ジブリ好きなんだよね」という言葉を聞いたとき、共感できると思えた反面で『作品の意味を理解できているのか』『安易に好きと表現できるものだろうか』という葛藤も生まれたのである。

なので、聞かれたら「好きだけど、難しいよね…」というようにはしている。

もののけ姫が公開された時には映画館に4回くらい見に行った。「なんでこの時このセリフ?」等々の疑問が多すぎたという経験があったのもそう思う要因だったかもしれない。

 

 子供の頃からジブリ作品からもらった理解できずに積み残していた宿題を、今の僕の視点や価値観で鑑賞できるので楽しみが増えた。多少の財力を元手に、数冊の絵コンテ集という武器に手に入れたのでジブリへの戦いを楽しみにしている。